長湯はNG? ヒートショックって?予報サイトもご紹介♪
テレビで聞いたことがあるけれど「ヒートショック」って…?
今回のコラムはお風呂と深く関わりのある「ヒートショック」について。毎年寒い季節になると、テレビ等でも特集され、ご存知の方も多いと思いますが、寒い季節は1年のうち数ヶ月。ぜひ、今一度確認してみて下さいね♪
①ヒートショックとは急激な寒暖差により体に及ぼす影響のこと
②とくに起こりやすいのは入浴の場面
③トイレも要注意!
ヒートショックに関連した入浴中の急死は、全国で年間約17,000人と推計され、うち14,000人が高齢者といわれています。※その多くが冬期間に発生しており、夏場との差は、なんと11倍!そして、入浴場面だけではなく、トイレでも起こりやすいと言われており、注意が必要です!
※地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター「冬場の住居内の温度管理と健康について(平成25年)」より
ヒートショック対策!~入浴編~
浴室でのヒートショックは、多くがこのようにして起こります。
①暖房の効いた部屋から、脱衣室・浴室へ
→血管の収縮 → 血圧上昇
②熱いお湯につかる
→血管拡張 →血圧下降
③再び寒い脱衣室へ
→血管収縮 → 血圧上昇
<こんなことで対策ができます>
①入浴前に浴室、脱衣場をあたためておく
→シャワーでお湯を張る。高い位置からのお湯張りが更に有効♪湯気で浴室全体が暖まります。
→暖かい部屋が隣接している場合は事前に扉を開けておく
→暖房器具をつける(火事などに注意)
②湯船の温度は40度以下に。入浴時間は長くても5分以内に。
→身体への負担軽減。長く入っていたい冬期間ですが、長湯は負担が多くなります。※41度以下10分以内とも言われていますがここでは40度以下5分以内をご紹介します。
③食後すぐや飲酒後は危険!
→特に高齢者の方は日中から夕方など、早い時間帯の入浴を。
ヒートショック対策!~トイレ編~
浴室以外で危険と言われているのがトイレ。とくに夜中や早朝にトイレに行く場合には注意が必要です。
<対策>
①腹圧、いきみに注意!
→トイレでいきむことは血圧上昇に繋がると言われています。移動直後に力を入れ過ぎないように気をつけましょう。また、洋式トイレがある場合には、座って排泄する事も安全へつながります。
②トイレに行くときには、1枚上着を羽織る
→浴室と違って暖める対策が衣類で出来るのでぜひ取り入れてみて下さい!
③暖房便座を活用
→冷たい便座も血圧上昇につながります!
同居のご家族がいる場合には入浴すること、トイレに行くことを伝えることが大切です。同居されていない場合にも、お風呂に入る前後に電話を掛けるなどすることで、ご家族の安心に繋がりますね。
また、ご高齢の方がいらっしゃるご家族の方は、ヒートショックに関する情報を事前にお伝えすることも対策に繋がりますよ!!
ヒートショック予報サイト→https://tenki.jp/heatshock/
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介護保険以外のサービス
秋田ではこんなサービスもありますよ♪
https://akita-more.co.jp/category/yakudatu/
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あきたの介護に関わるすべての方へ
~「高齢化日本一の秋田」を「日本一高齢者が暮らしやすい秋田」に~
※コラムの内容は一例です。
あてはまらない場合や今後の法改正により、制度が変わる場合があります。