介護施設を選ぶには④:どんな生活を希望していますか?併用編


「介護」サービスを選ぶ場合に重要なこと

どんな生活を希望していますか?

今回は最終回!自宅などでの生活を継続しながら、宿泊サービスも利用したいという、両方の選択肢を希望している場合の費用の目安や主な施設を取り上げ簡単にご紹介します。

①短期入所療養介護(ショートステイ)
②短期入所生活介護(ショートステイ)

名前が非常によく似ていますが、「療養」と「生活」というところに違いがあります。
何が違う・・・?
ショートステイをする施設の種類・サービスにより呼び方が変わります。

①のショートステイ
短期入所療養介護の場合は介護老人保健施設や診療所、病院などに短期間入所することをいいます。医師や看護職員、理学療法士等による医療や機能訓練、日常生活上の支援などを受けることができます。病院と自宅の中間と考えると分かりやすいかもしれません。

②のショートステイ
短期入所生活介護の場合は、特別養護老人ホームやショートステイ専用施設などに短期間入所し日常生活上の支援や機能訓練などを受けることができます。

短期入所療養介護・・・利用料の目安はこちらをクリック※介護サービス情報公表システムへ
短期入所生活介護・・・利用料の目安はこちらをクリック※介護サービス情報公表システムへ

介護情報コラムmore秋田
家族の方が仕事や家庭の都合で一時的に介護が難しい場合や、介護負担の軽減を図りりたい役などにも利用することができます。
※ショートステイは利用できる日数などに決まりがあります。また、サービスの併用が多い場合など、介護保険の限度額を超えた分は全額自己負担となりますので、ケアマネジャーの方との事前相談が大切です!!

③小規模多機能型居宅介護
デイサービスやショートステイのようになじみのある言葉ではないため、ご存知ない方も多いと思います。
小規模多機能型居宅介護とは、利用登録をした方が、通いのサービスを中心として、利用者が必要なときには、自宅への訪問や宿泊を組み合わせて、入浴、排せつ、食事等の介護、その他日常生活上の支援を受けることができるサービスです。

利用料の目安はこちらをクリック※介護サービス情報公表システムへ

???デイサービスやショートステイとの違いは???
小規模多機能型居宅介護はその名前の通りとても多機能です!!
あきた小規模多機能型居宅介護イメージmore詳細
①通うのも泊まるのも同じ施設。
小規模多機能型居宅介護は通っている施設にそのまま泊まることができます。
ショートステイやデイサービスは、併用は可能ですが、生活スペースは別になります。また、一週間毎日夜だけショートステイに泊まり、日中はデイサービスを利用するということは、基本的にできません。
デイサービスに宿泊できる「お泊まりデイ」と呼ばれるサービスを提供している事業所もありますが、すべての事業所が対応しているわけではありません。
※宿泊サービスは施設の部屋の数により、一日の宿泊可能人数が異なりますので、注意が必要です。

②訪問サービスも利用可能
小規模多機能型居宅介護では、「通う・泊まる」に加えて「訪問」のサービスを受けることがきます。安否確認や食事、排泄の介助など、通いの時間帯以外の部分を補うことが可能。

③定額制・定員制
様々なサービスが利用できる小規模多機能型居宅介護では、サービスを利用するための「利用登録」ができる人数が定員として定められています。また、一ヶ月の基本利用額が決まっており、通いや訪問の日数にかかわらず、要介護度・要支援度によって金額が決まります。※宿泊費や食費、日常生活費用は自己負担となります。

Point!!
・同じ施設を利用するので、通い・宿泊・訪問とも同じ施設の職員の方からサービスを受けることができ、環境の変化が少ない。
・料金が定額制※宿泊費など一部自己負担あり
・通いや訪問サービスの時間を生活スタイルに合わせて利用できる。
・登録枠に空きがない場合、その施設を希望していても利用できない事がある。

※小規模多機能型居宅介護では、その施設を利用する方専属のケアマネジャーがいます。それまでの、ケアマネジャーさんと担当が変わります。
※他の事業所ですでに通い・訪問・宿泊のサービスを利用している場合、併用ができません。その他のサービス(訪問看護、福祉用具貸与など)は継続できます。

今回は、ショートステイと小規模多機能型居宅介護をご紹介しました!
介護サービスは、ご本人や家族、ケアマネジャーの方と相談しながら決めることが大切です♪
ご参考になさってみてください!!

※参考費用や条件は目安としてお考え下さい

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2017-08-01 | Posted in コラムNo Comments » 

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