自分で歩く!の味方♪歩行器ってどんなもの?
自分で歩く!の味方♪歩行器ってどんなもの?
Q.歩行器って病院で使うんじゃないの??
「歩行器」は、T字杖(一本杖)での安定した歩行が難しい方や、長い距離の歩行が難しい方の歩行を手伝ってくれます!病院の中で使われるイメージが強いかもしれませんが、安全な歩行を手助けするツールとして、病院だけでなく、自宅の中や、外でも使うことができます。近年はシルバーカーのようにカゴが付いているものや、カラフルなものなど様々です。
歩行器は、介護保険を利用して、レンタルすることもできます。その場合、要介護・要支援の認定を受けている必要があります。
シルバーカー等と違い、前と左右に身体を囲うようになっているものが歩行器になります。車輪がないものもあり、その場合でも、4つの足で前と左右を囲うようになっています。青い歩行器のイラストを参考にしてみてください。これは、その都度、一歩先に自分で持ち上げて移動します。
正しく使用することで、体重が分散されるので安定した歩行を助けるのと同時に、足や腰の負担を減らすことができます。
レンタルではなく自費での購入も可能ですが、検討する場合は一度「ケアマネジャー」さんに相談してみましょう。
Q.シルバーカーから歩行器に変えたんだけれど…怖い!!
⇒シルバーカーは、一般に歩行時「自分の体重を支える」目的では使用されません。一方、歩行器は、体重を分散・面積を拡大することで、歩行・移動の安定性を保つことが期待できます。体重を預けることでよりスムーズに・安定して移動できるように考えられているのですが、はじめのうちは、自分の体重をモノにかけるということに「怖い」という気持ちを持たれる方もいらっしゃいます。
どんどん進んで怖い。ぶつかりそうで怖い。…などの気持ちを持ったまま使うことは大変危険です!!
練習する、正しい使い方を再確認するなどをすることが大切です。
Q.どんどん進んで怖い。ぶつかりそうで怖い!の解決策は??
⇒身体状況、使用状況などによって異なるため、すべての方にあてはまる回答ではありませんが、一例をご紹介します。
①どんどん進んで怖い。
「歩くこと=足」+「進むこと+手(歩行器)」になっていませんか??歩くために、歩行器を手で押してしまい、歩行器がどんどん進んでしまうケースがあります。
シルバーカーは、自分で押すイメージが強いので、歩行器も押してしまいがちですが、押すのではなく、手や肘を伝って上半身の体重を歩行器に少し預けるイメージで、歩行することを意識して使ってみてくださいね。
②ぶつかりそうで怖い!
一般に車輪がついていることが多いこと、安定性を保つため大きめであることから、ぶつかりそうで怖いと感じる方も多いようです。手元にブレーキが付いたものもや、センサーが付いたものもありますので、「歩行器で歩く=怖い」のイメージが長く続くときは、ご自身の身体状況等も考慮したうえで、ケアマネジャーさんや専門職の方に別の用具への変更をお願いすることも検討してみてください。
歩行器は「自分で歩く」を続けることが期待できるツールです!!
正しく活用して安全に歩きましょう♪
前回のコラム(シルバーカーについて)はこちら
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※コラムの内容は一例です。(2018年現在)
あてはまらない場合や今後の法改正により、制度が変わる場合があります。
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